INTERVIEW
インタビュー- 【 株式会社京菓堂 様について】
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昭和37年より、「菓道一筋」の精神のもとに、お菓子を通じて「京の粋」を多くのお客様へ届けられている会社様です。
京都の菓子職人が長年の経験と技術、豊かな感性で四季折々に作り出す美しい京菓子を、様々なシーンでお使いいただけるようにと創意工夫を凝らした企画を施して打ち出していらっしゃいます。お取引先である菓子専門店のご要望に答えるOEM商品、歳時菓子の企画販売などを通じて四季折々の喜びをお客様に届けるべく営業活動に取り組まれています。
- 【展示内容】
- 京菓子の企画販売
- 【展示会名】
- 第12回販促EXPO夏
出展の申し込みをした時点では、まだコロナの流行前でしたので、こういった状況になるとは思いませんでした。直前まで展示会の開催有無なども不透明で、振り回された部分はありましたね。ただ、準備を進めていたこともあり、また、コロナの影響で新規のお客様との出会い・お問い合わせも減ってしまっていて、新しいお客様との接点を作りたいという思いから出展を決めました。オンラインでの営業や商談などのシステムがあるのは知っていますが、なかなか私たちのような小さい会社では導入も難しいですし、展示会のように、直接お話できる場は貴重です。
やはり、新しいお客様を見つけたい、というところです。小さい会社だと、電話口の対応だけではなかなか、どんな会社なのか分かっていただきずらいところがあります。しかし、展示会でこうしてしっかりとブースを構えて出展するということは、それだけで信頼していただける要素に繋がると考えています。弊社は京都にある会社なので、東京まで出てきて、お金をかけて展示会に出ているというのも、お客様に安心していただけるきっかけになるかなと。こういった場ではface-to-faceでお話ができますので、電話やメールなどだと生まれてしまう手間や不透明感を取り払えて、一番の近道なんですよね。
やはり、そういった不安はありましたね。100%少なくなるだろうなとは思っていました。でも、じゃあいつになったらもとに戻るのか?増えるのか?と考えても、かなり先の話になりそうだなと。そう考えると、今、来場される方が少ないということについてはあまり不安になりすぎないというか、現実として受け止めて取り組んでいこうと思いました。
レイアウトについては、壁面へ棚を取り付け、動線をコの字型にすることで、壁を向いて商談ができるようにし、また、お客様の1箇所への密集を避ける効果がありました。運営面では、マスク着用のほか、スタッフ全員1時間ごとに手洗いをし、表にチェックを入れています。
来場者は少ないのですが、来られている方に関してはいつも通りの感じというか、商品も手に取って見ていただけますし、サンプルについてもお配りすれば受け取っていただけますね。思ったよりは以前と変化していないなと感じています。
声をかけるというよりは、ブースに来られて、目が合ったら声をかける、みたいな流れで接客をしています。通路を歩かれている方には無理には行かずに、興味を持っていただけていそうなお客様とじっくりお話しています。
今回は、敢えて展示会自体の目標は設定していません。しかしながら、思わぬ業界の方との出会いもあったりして、手ごたえは感じています。この後のフォロー次第でお取引につながりそうなお客様もいらっしゃいましたので、出てよかったなと思います。一番良かったのは、やはりコロナの中でもみなさん欲しいものがあって、それを探しているんだなということを、実感を持って知れたことですね。
弊社の商品のイメージには、パッケージブースよりもオリジナルのブースのほうが合うと思ったので、今回は業者の方に装飾を依頼することにしました。
インターネットで探して見つけたのですが、1小間2小間などの小さいところをターゲットにされていて、お願いがしやすかったからです。うちも今回は0.5小間だったので。小さい小間だと、依頼するのも申し訳ない気がして気を遣う部分もあるのですが、専門でやられているので気兼ねなくご依頼できました。
コロナで人になかなか会えない状況の中で、やはり最初は不安もありましたね。でも、メールのご返信や対応なども早くて、要望もかなえていただけて、そうした不安は取り払うことができました。
初めのころに色の希望を聞いてもらったのが印象的でした。あ、そこからイメージを作っていくんだなというので。電話とメールで伝わりずらいところもある中で、要望をくみ取っていただけたのでとても助かりました。事例をいただいて、それに対するイメージをお伝えしたら、イメージに沿った別の事例なども案内していただけて「あ、ちゃんと伝わってるんだな」と感じられました。
率直なところ、依頼させていただいたのがシンプルな構造だったので「どうようかな・・・」と思いました(笑)、棚とかは付けていただいてたんですけど、ここにどう飾り付けをしようかな、というので悩みましたね。でも、設計図が実際こうなるのか!という驚きというか、感動もありました。
棚と、壁に飾ったお菓子です。パネルから、実物のお菓子を見ていただいて、棚の上にあるポップも見ていただくような目線の流れをうまく設計できたかなと思います。自画自賛ですが(笑)
作っていただいたパネルだけでなく、持ち込んだパネルも貼ってくださって助かりました。自分たちではなかなか、曲がってしまったりしてうまく貼れないんですけど、壁にメジャーを当てて、寸法を測ってきれいに設置してくださいました。スタッフのかたからお声をかけてくださったので、有難かったです。
HPの事例が多いので、たくさん見られてイメージが膨らむところがいいなと思います。また、施工件数の多さから、沢山ノウハウがあるんだろうなと思えますし。こちらも不慣れな部分が多かったので、伝え漏れや検討漏れなどがあっても、補っていただけるのかなという安心感がありましたね。
ちょうどコロナの流行が話題になっていたころにお問い合わせをいただき、私としても「こんな状況でお声がけを頂いたからにはしっかり対応させて頂かなくては」と改めて思ったのを覚えております。装飾のご依頼は初めてということで伺いましたので、「システムブース」と「木工ブース」の違いからご説明させていただき、ご予算感とイメージのご希望をすり合わせながら進めさせていただきました。はじめはこういった状況もあり、金額を抑えられるシステムブースをお勧めさせて頂きましたが、木工ブースのほうがご要望に合うとのことでしたので、木工ブースでご提案、施工をさせていただいております。東京での大きな展示会では再開一発目ということで、状況の見えない中での開催でしたが、結果として実りある展示会となったとのお声を頂けて大変うれしく存じます。この度は、弊社をご利用下さり、また、お忙しい中インタビューにご協力下さり、誠にありがとうございました。