「去年は、宣伝は出来たが今後に繋げることが出来なかったので、今年は契約までしたい」、お打ち合わせでお伺いしたご要望です。ブース内で契約まで完結するためには、接客時になるべくお時間を取らせないことが重要だと考えました。何故なら、バイヤーは限られた時間内で効率よく情報収集をしたいからです。

今回は、小間位置がメイン通路に面していました。そのため、ブースの存在に気付いていただけるように、装飾部材をトラスにしました。天井看板の出力資材はターポリンを使い、高さを1m10cmと大きくして天井看板を目立たせました。

ブースのレイアウトは接客スタッフの無駄な動きを減らし、ご案内のしやすさを考慮致しました。展示品は足を止めて頂くためのアイキャッチになるため、3面の通路側に配置。ブース中央には、商談セットを置くことで、どの展示品をご案内しても、すぐに着座出来るように致しました。

ブースに伺った際、来場者の行動を観察していました。天井看板に目を向け、ブースに近づき、展示品を見る。展示品に興味がある方は、ブースに立ち寄り、さらに詳細を知りたい方は、ブース中央の商談席にご案内される。設計通りの展開でした。