通常より奥行のあるブースで、いかにデッドスペースを減らし、多方向から視認してもらえるようにするかが課題でした。背面は会場壁面になるため、開放型のストックスペースとして活用しています。前面は通路との間に大きな空間ができるため、カーペットの色を会場床になじませるように貼り分け、ブース内へ入る心理的なハードルを下げる効果を期待しています。

最も目立つ位置である通路側の角には、2面方向にキャッチコピーを印刷した自立型の縦看板を設置し、通路を歩いてこられる来場者の視線に入るようにしています。縦看板は邪魔になる可能性を考慮し、会期中に移動できるようにご用意しましたが、実際には大活躍だったとのことで、当初の位置にずっと置いたまま会期を終えられました。

大型のパネルは少し奥まったところに配置していたのですが、やはり目の前の大きな空間が障壁となって、なかなか多くの人に見ていただけなかったとのことでした。パネルの内容に合わせたサイズ・配置について、改善の余地があると感じました。