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伝わるデザインを作るために最初にやるべきこと

2022.10.02

示会で配布するためのチラシ作りを任されたとしたら・・
何から手を付けていけばよいのか迷いませんか?チラシ作りの場合、どんなデザインでもまず最初にやるべきことがあります。それは、ターゲットとコンセプトを決めることです。
 
デザインはターゲットに伝えるためにあると言っても過言ではありません。そこで今回はターゲットとコンセプトの設定方法をお伝えします。デザイナーさんにデザインを依頼する場合でも、これらを明確にしておくと訴求効果の高いデザインに仕上がると思います。
 
 

■ターゲットを決めることで方向性が決まる

たとえば、子供向け商品をアピールするチラシを作るとします。その際、子供向けという大きな括りではなく、「性別」、「年齢」など、ターゲット属性を細かく設定します。的を絞ると、チラシの中身を構成する要素の写真や文字、イラストのトーン、そしてレイアウトに素材を配置する際の大きさ、といった方向性が決まります。
 

 

■コンセプトを決めることはデザインの軸を決めること

コンセプトとはデザインの指針です。実際にコンセプトを決める方法の一つに、デザインの目指すキーワードをたくさんあげて絞り込んでいく方法があります。
 
例えば子供向け学習教材のチラシなら「小学生」「遊びが好き」「楽しく学ぶ」「カラフル」「かわいい」などといったものです。そしてチラシの5W1Hを念頭に置いてコンセプトを決めていきます。5W1Hの形で書き出すことで必要な情報をもれなく整理することができます。
 
誰が見るチラシ?(Who)→小学生の男女とその親
いつ見るチラシ?(When)→商品発売2週間前から配布
どこで見るチラシ?(Where)→デパート、ショッピングセンター
なにを伝えるチラシ?(What)→商品が発売されること、どんな勉強できるか
なぜこのチラシを作る?(Why)→商品を知ってもらう
どんな印象を持ってもらいたい?(How)→楽しく遊びながら勉強ができること
 

 
デザイン制作を進めていく中で何か迷ってしまったときは、最初に決めたターゲットとコンセプトを思い出して、ターゲットを想像してみてください。そして、コンセプトを見直すことによって作るべきレイアウトを間違えずに進めることが可能です。
 
私たちもブースをデザインするときには、ターゲットとコンセプトを考慮してプラン考案をしております。ブースデザインでお悩みのことがありましたら、お気軽にご相談ください。なお、今回参考にした書籍は、米倉明男・生田信一・青柳千郷著『レイアウト・デザインの教科書』です。興味のある方はぜひ読んでみてください。
 
 

ブース装飾プランナーN.O