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展示会見学レポート


【レポート】Japan IT Week 春

2022.04.28

2022年4月6日(水) 〜 8日(金)の3日間、東京ビッグサイト東ホールで「第31回 Japan IT Week 春」が開催されました。本展は、640社が出展する日本最大のIT展示会です。今年の来場者数は3日間で39,000人を超え、コロナ前(2019年10月)の40,000人に迫る勢いとなりました。今回は「ソフトウェア&アプリ開発展」と、初開催の「在宅・リモートワーク支援 EXPO」に焦点をあて、展示会の様子や感じたことをお伝えします。

12の分野で構成

Japan IT Weekは大阪、名古屋開催を含めると、年に4回(オンライン開催含め5回)開催されています。ITと一口に言っても、DX推進や情報システム、マーケティング、総務・人事など、多業種多部門の方がご来場されます。構成されている各展示会を紐解くと、実に12の分野に細分化されており、幅広いIT分野の中、知りたい情報へスムーズにアクセスできるよう構成されています。

第31回 ソフトウェア&アプリ開発展【春】

Japan IT Week 春の中で最も継続している展示会が第31回 ソフトウェア&アプリ開発展【春】。約50社が立ち並び、ソフトウェアやアプリの開発・保守・運用のための製品・技術が並ぶ専門展です。12の分野で構成された展示会は、東1から6ホールを使用しており、ソフトウェア&アプリ開発展は、東5ホールに位置しています。

セミナー形式のブースが点々とする中、こちらのエリアは全体的に落ち着いた印象でした。一方「ローコード、ノーコード」開発などのトレンドキーワードを掲げるブースは賑わっておりました。定番にトレンドを取り入れ鮮度を保つことで、継続的な開催に繋がっているのではと思いました。

第1 回 在宅・リモートワーク⽀援 EXPO【春】

今回新設された第1回 在宅・リモートワーク支援 EXPO【春】 。東京ビッグサイト駅から一番近い東1ホールにエリア分けしておりました。時流に合わせた専門分野になりますが、初開催のためか出展社数は13社と控えめでした。また在宅・リモートワークは最旬キーワードですが、来場者に積極的なアプローチはなく、ターゲットの絞り込みや見せ方を探っているような印象です。

中には、展示品の使用シーンを分かりやすくすることで、きちんと集客につなげているブースもありました。誰に向けた専門展なのか、ターゲット設定が今後の課題になると感じました。

IT分野のトレンドワード

IT業界は弊社へのブース装飾依頼が非常に多く、ヒアリングから装飾のご提案をする上でも最低限の知識が必要です。各ブースには業界ならではのトレンドが潜んでおり、DXひとつをとっても「社内DX」「現場DX」と細分化され、ターゲットを明確に打ち出す企業が多く目にとまりました。他にも「メタバース」「ノーコード」「脱炭素化」「パーソナライゼーション」など、注目ワードを掲げたブースには、人だかりが出来ておりました。トレンドワードが、集客のために必要な要素になっていました。

ちなみに、西ホールで開催されていた「ファッションワールド東京」でも、サステナブル商材、ファッションDXの専門展があり、こちらも大変賑わっておりました。

展示会見学を終えて

2023年のJapan IT Week 春では、「メタバース活用EXPO」が新規に開催されます。主催者は、会期ごとに構成される展示会を組み替えたり、業界の動向を探り、最適解を求めて動いていることがわかります。これは主催者だけではなく、出展される皆様の問題解決を図るわたしたちブース装飾プランナーにとっても、重要な思考、視点であると、改めて感じました。

また、コロナ禍で来場者の減少を懸念し、出展を見送る企業様もいらっしゃったと思います。臨場感や熱量を感じられるのはオフラインならではの魅力です。現場ではコロナ前の賑わいを着実に取り戻しております。今回のレポートが出展を迷われている皆様の一助になりましたら幸いです。

ブース装飾プランナー

ブース装飾プランナー
S.W