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展示会見学レポート


【レポート 】第51回 東京モーターサイクルショー

2024.05.13

3月22日から24日までの3日間「第51回 東京モーターサイクルショー」が開催されました。モーターサイクルショーは、オートバイ業界の最新技術・新モデル・アクセサリー・関連機器などを展示する大規模なイベントで、毎年東京・大阪・名古屋の三都市において3日間ずつ開催されています。

今年は西ホール全体を使用し、出展者は173社、出展車両数は619台、3日間の合計来場者数は113,905人だったとのこと(公式HP参照)。土日の天気に恵まれなかったせいか、昨年比81.9%の来場者数だったようですが、車両台数や出展社数は昨年よりも増えていました。

私が会場へ伺ったのは金曜日だったため、土日ほど人が多くはありませんでしたが、それでも最新のマシンに触れたり、貴重な講演に耳を傾ける熱心な来場者が多く見受けられました。

今回のレポートでは、東京モーターサイクルショーについて、会場内の雰囲気や出展企業のブースの特徴、気になったブースなどについて、ご紹介していきたいと思います。

会場の雰囲気

本展示会は一般開放されていて、入場にはチケットの購入が必要です。セブンイレブンで購入できたため、会場最寄りのセブンで発券して入場しました。西ホールのアトリウムへ降りる際のエスカレーターからすでに来場者がたくさん居るのが見て取れました。(もちろん金曜日の様子ですので、土日はこの比ではないのですが)

西ホールのエスカレーターも係員によって誘導されるかたちでした。また、一般来場者向けに、イベント会場でのスタンプラリーイベントなどが開催されていました。

会場内も、やはりBtoBの展示会とは異なり、イベント色強めの雰囲気でした。それぞれのブースでも抽選会や、会員登録での景品プレゼントなど、来場者参加型の催しを行っていたほか、コンパニオンの撮影ブースで撮影会が行われていたりしました。

広いスペースで出展している企業などは、ブース内にかなり大きなステージを設け、壇上でのイベントを行って会場を盛り上げていたり、大型スクリーンを用いて華やかな演出を行っていました。その傍らで、小規模ブースでも、専門的なセミナーを行っているブースにはかなりの人だかりができている様子も見受けられました。

オートバイ好きの方が集まる展示会ということで、来場者の方は自分から積極的にイベント参加、展示品の説明を聞いたり、自分から質問したりなど、活気のある雰囲気が感じ取れました。

ブースの特徴

やはり一般来場者向けの展示会ということで、ブースのつくりもスタイリッシュであったり、かっこいいデザインのものが多かったように思います。白や黒をベースとして差し色を用いたブースのほか、赤基調のブースなども目につきました。

また、来場者が多い関係もあり、ブースの内部を広くとってより多くのお客様が自社製品に触れることができるような動線を作っているブースが多い印象でした。

通常の展示会では、来場者はなかなかブース内へ入って来ないので、展示品を通路側への陳列をお勧めしておりますが、こういった一般開放の展示会では、来場者が通路にあふれる可能性もあるため、中を広く確保するレイアウトがよい場合もあるかと思います。

また、そのほかの特徴としては、やはりお客様が実際に触ったり試乗したり、また製品の良さが一目でわかったり、といった展示方法をとっているブーズが多く見受けられました。

ヘルメットの試着ができるエリアでは、すぐに試せるよう鏡が置かれていたり、タイヤも比べて特徴がわかるように陳列されていました。また、防水ウェアは、来場者がボタンを押すと水が出てきて、防水性能が一目でわかるように工夫されていました。

気になったブース

個人的に一番印象的だったのは、タイヤのDUNLOPさんのブースでした。全体的にスタイリッシュな雰囲気でコーポレートカラーを打ち出しつつ、バイクとタイヤを連動させて展示させることで、わかりやすい展示になっていました。

そのほか、ダイナミック構造で、自社の社名でくりぬいた巨大な壁面でブースをかこっているブースもかなり衝撃的でした。看板の役割も果たせて一石二鳥のつくりだなと思います。

また、いろいろなフォトブースがあった中で、『バンク角 45度』を体験できるフォトブースがユニークで面白かったです。かなりお客様も並んでいる様子で、誰かが撮影している場面を見るだけでも楽しめるエリアになっていました。

展示会見学を終えて

普段私が見慣れている展示会は、基本的に企業間の見本市の側面が強いものが多いため、久しぶりに一般のお客様が来場する展示会を見学しました。やはり、BtoB系とBtoC系の展示会では、レイアウトの考え方やお客様の捌き方など、異なる面が多く、とても勉強になりました。

特に今回はイベント性の高いブースが多く、来場者様も楽しんでいらっしゃる様子で、充実した時間を過ごされているように見受けました。

毛色は異なりますが、ブース内でイベントのような体験スペースを設けることで、お客様に興味を持ってもらいやすくなる、という点ではBtoBの展示会でも生かせる内容が多くあると思います。

展示会の特性に合わせたブースレイアウトなど、ご要望に合わせてご提案をさせていただきますので、ご出展の際はぜひ1・2KOMAへご相談ください

ブース装飾プランナー

ブース装飾プランナー
Y.K