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展示会見学レポート


【レポート】国際画像機器展2024

2025.02.03

昨年12月4日から3日間、パシフィコ横浜で開催された「国際画像機器展2024」を見学に行ってまいりました。今年で46回目を迎える国際画像機器展は、「国内最大・最先端のマシンビジョンが集う展示会」をテーマに、国内外より画像処理の最先端が集う展示会として発展してきました。

公式サイトによると、1日目は3,730名、2日目は5,526名、3日目は6,430名、計15,686名の方々が来場していました。私は3日目の開場に合わせて訪問しましたが、開場前から入口に多く来場者が待っていました。今回のレポートでは、展示会の様子をお伝えします。

・展示会の特徴
・ブース装飾の特徴
・気になった装飾のブース

展示会の特徴

会場は1ホールのみでコンパクトながら、3日目は来場者で賑わい、活気のある展示会でした。通常の製品展示に加え、「カタログコーナー」や「技術相談コーナー」といった情報収集に役立つコーナーが設けられており、来場者は目的別に効率よく情報を収集することができました。また、「求人コーナー」も設置されており、業界全体の活性化に向けた取り組みが感じられました。

ブース装飾の特徴

・特徴的な小間サイズ
通常1小間サイズは幅3m×奥行3mまたは3m×2.7mが多いですが、本展示会は奥行が0.9mと横長のブースが多かったです。そのため、一面通路のブースでも壁で囲まれている部分が少なく、展示物を間近に見ることができました。ブースの奥に展示物を置いてしまうと、ブースの中に入りづらい印象を受けますが、本展示会では展示物が前面に出ているため、全体的に気軽に立ち寄りやすい雰囲気でした。

また、木工壁と照明、テーブルがセットになったパッケージブースを利用しているブースが多く、壁やテーブルクロスだけ自社で装飾したというお話も聞きました。ブースの高さも一定になっていたため、統一感があり見やすかったですが、その中でどう特徴を出すかが重要だと感じました。

・モニターを使った展示
多くのブースで、製品の実演をモニターで映し出していました。壁に設置されたモニターだけでなく、テーブル上に置いて自由に角度調整できるモニターを用いたブースも見られました。大きなブースでは、通路に向かって斜めにモニターを設置したり、来場者が自由に歩き回れるような展示レイアウトを採用することで、来場者の注目を集めていました。

気になったブース

・大手のブース
初出展のある大手企業は、パッケージブースで1小間展示でしたが、開場直後から多くの来場客で賑わっていました。展示品がブースの奥に置かれていたにも関わらず、ブース内は常に人で溢れ、外で順番待ちができるほどの人気ぶりでした。ブース装飾に関わらず、これだけの集客力があることに、大手企業の力強さを感じました。

・ユニフォームとブースの色を統一
スーツではなく、ピンクのユニフォームで接客を行っていた企業がありました。展示会ではスーツ姿の企業が多い中、統一感のある装いは、来場者に親近感を与え、ブース全体が活気付いていました。ブースの色との一体感が、より一層来場者の注目を集めていたように思います。

・展示品を絵画のように展示
本展示会では、多くのブースが画像機器を展示台に並べてモニターに映し出していました。しかし、あるブースでは小さなイーゼルを使い、まるで絵画のように展示品を飾っており、非常に印象的でした。展示方法一つで、製品に対する見方が大きく変わることを実感しました。

・心が動くキャッチコピー
集客には、キャッチコピーが非常に重要です。あるブースでは、赤外線カメラを「見えないモノを、視る。」という印象的なキャッチコピーで紹介していました。このキャッチコピーと、隣に配置されたフクロウの写真が、赤外線の機能を効果的に伝えていました。言葉だけでは伝わりにくい商品の特徴を、視覚的な要素と組み合わせることで、より効果的に訴求できることを示しています。

展示会見学を終えて

私は今回初めて画像機器展へ足を運びました。多くのブースがパッケージブースで、どれも似たような構成であるため、他社との差別化が重要だと感じました。一方で、特徴を的確に捉えたキャッチコピーや、実際に製品に触れる体験型の展示は、来場者に強い印象を与え、記憶に残る展示につながると感じました。

私たちは毎週展示会へ足を運び、効果的な展示方法や心が動くキャッチコピーなどを収集しております。展示会出展に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

ブース装飾プランナー

ブース装飾プランナー
A.K