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展示会見学レポート


【レポート】住まい・建築・不動産の総合展

2025.08.25

2025年6月4日から3日間、「住まい・建築・不動産の総合展」が東京ビッグサイトにて開催されました。この展示会は、住宅、マンション、非住宅の最新商材が一堂に会する、毎年2回東京と大阪で開催されている総合展です。

今回の展示会は、2024年度の合計来場者数を上回り、15,922人を記録しました。私が会場に着いたのは最終日の金曜日10時ごろでしたが、開場早々からすでに多くの人で賑わっていました。

本記事では、3つのポイントに絞ってご紹介します。初めての出展を検討されている企業のご担当者様にとって、何かのヒントになれば幸いです。

■会場の雰囲気
■ブースの特徴
■集客ブース

会場の雰囲気

この展示会では、建築に関する資材が数多く展示されており、特に「木」を存分に活用したブースが目を引きました。会場全体に木材の心地よい香りが漂い、訪れる人の心を和ませていました。

多くの企業が、自社製品をブースデザインに取り入れ、それぞれの企業カラーを色濃く反映させていました。木材と親和性の高いグリーンやイエローなどを効果的に取り入れているブースも多く見られました。

特に印象的だったのは、観葉植物を効果的に使いブースを華やかに彩りつつ、自社製品の木材をダイナミックに展示しているブースです。視覚と嗅覚に訴えかける工夫が随所に見られました。

ブースの特徴

ブースの特徴としては、やはり「木」をメインとしたブースが多かったですが、それだけではありませんでした。実際に窓を取り付けたり、リノベーションした部屋をブース内で再現したりと、展示方法は多岐にわたっていました。

どのブースも、来場者が実際に使用するシーンを具体的に想像できるような展示方法を採っており、熱心に出展者の方に質問をする来場者を多く見かけました。来場者が見て、聞いて、触ってと、まさに五感を刺激されるような工夫が凝らされているブースが非常に多い印象です。

「五感」を刺激するブースは他にもありました。「嗅覚」に焦点を当てたユニークなブースです。一般的にブースの入口は開放的で全体を見渡せるデザインが多いですが、このブースは入口を大人がかがんで通るほどのサイズにデザインしていました。

この工夫により、来場者は「この先に何があるのだろう」と興味をそそられ、入口をくぐることでまるで別世界に入ったかのような感覚を味わえます。そして、この「入口」という境界をくぐった先には心地よい「香り」が待っており、ブース外の匂いと混ざることなく、届けたい香りを来場者に届けることができていました。

また、休憩スペースには「木の香り」を演出するアトマイザーが設置されており、休憩スペースがより癒しの空間となるよう演出されていました。

集客ブース

数あるブースの中でも、特に集客が多かったのは「実演」を行っているブースでした。その中でも群を抜いて注目を集めていたのが「建設ライブ」を行っているブースです。

このブースでは、実際に足場を組み、それを活用した様々なイベントを時間ごとに開催していました。私が見たイベントは「大工さんVS足場さん」のUFOキャッチャー対決で、これがかなりの盛り上がりを見せていました。会場中に声援が響き渡り、その声援がさらに多くの来場者を呼び込んでいるようでした。

その他のブースも負けてはいませんでした。工事現場などで使用するリフトに搭乗し、昇降を体験できるブースは、普段なかなか体験できない貴重な機会を提供していました。実際に乗ることで、その安定感などを実感できるものとなっていました。

また、家づくりに必須となる配管パイプの洗浄装置の実演も行われていました。これも普段なかなか見ることができないもので、透明な配管を使用してどのように洗浄が行われているのかを分かりやすく展示、実演していました。

実演の中には、「〇〇時から実演です」と時間を明示することで、来場者が再度訪れるきっかけを作ったり、「後で見てみよう」と興味を持続させるような工夫も見られました。

実演とは異なりますが、看板部分にマネキンを貼り付けることで大きなインパクトを与え、人々の足を止め、看板を見上げる様子も多く見られました。看板の工夫としては、大きな木材に社名を彫り込んでいるブースもありました。他のブースではあまり見られない形で、これも来場者が思わず振り返ってしまうようなブースになっていました。

見学を終えて

今回の展示会では、五感を全て使って楽しめる、そんなブースが多数あったように感じます。他の展示会ではあまり見られない香りの演出など、とても楽しめる展示会でした。

出展を検討されている企業の皆様も、実際に会場に足を運ぶことで、その展示会のブース装飾の特徴や、どんなブースが集客しているか、どんな人が来場しているのかを肌で感じることができると思います。そして、そこから新しいアイディアが生まれ、自社のブースに活用できるヒントが見つかるかもしれません。

遠方の方や、実際に来場する時間がないという方は、私たちの過去のレポートを参考にされたり、ぜひお問い合わせください。また些細な事でもお気軽にご相談ください。
 

ブース装飾プランナーサポートK.K