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展示会見学レポート


【レポート】SPORTEC2025

2025.09.16

2025年7月30日から8月1日の3日間、「SPORTEC2025」が開催されました。「スポーツ人口を増やし、スポーツ競技力向上と健康社会を実現する」というビジョンを掲げ、「もっと身近に」「もっと推進する」ことを目的に開催されています。

今回は3つの視点から展示会の様子をお伝えします。
■ 会場の雰囲気
■ブース装飾の特徴
■ 集客に成功していたブース

会場の雰囲気

今年の会場は東京ビッグサイト東展示棟でした。メインホールの入り口には大型ビジョンが設置されており、主催者の力の入れようが伝わってきます。

他の展示会と同様に、入場は事前登録制です。Webで登録を済ませるとメールが届き、A4サイズで印刷して持参すればスムーズに入場できます。開場時間より少し前に到着した際、印刷していない来場者が多く、戸惑っている様子が見受けられました。

印刷機付きの受付はあるものの、コロナ禍を経て事前登録が普及してからは印刷機が少なくなっており、時間がかかってしまうようです。スムーズな入場のためにも、事前に印刷しておくことをおすすめします。

来場者は、会社員らしいスーツやフォーマルな服装の人と、スポーツジム関係者や私服の人が半々くらいの印象でした。高校生くらいの学生も多く、体験や試飲を楽しみながら見て回っている姿が印象的でした。

ブース装飾の特徴

1. スタイリッシュなデザイン
スポーツジムを連想させるような、スタイリッシュなビジュアルやフォントを使ったブースが多く見られました。黒を基調としたデザインが多いのも特徴です。今回は、トラスやライン照明を効果的に使って雰囲気を作り上げているブースも目立ちました。少ないキャッチコピーで、ブランドイメージにこだわった見せ方をしている企業が多い印象です。

2. 体験型コンテンツ
体験や実機を展示する企業が多いため、開放感のあるレイアウトのブースも多く見られました。2〜4小間規模のブースでも、展示スペースや体験スペースをしっかりと確保しています。壁面やスタンドバナーで商品をアピールし、ゲーム感覚で参加できる体験やノベルティの配布を行うことで、積極的に参加する来場者が多く見られました。

3. 有名選手の起用
スポーツ選手を起用してアピールしているブースが複数ありました。有名選手が愛用していることを示すことで、製品への信頼感を高める「ハロー効果」を狙う企業も多いです。

ハロー効果とは、有名人の魅力やポジティブなイメージが、その人が推薦する商品やサービス全体に良い印象を与える効果のことです。オリンピック選手やメジャーリーガーを大きく掲示し、集客につなげているブースも見られました。

集客に成功していたブース

1. 有名インストラクターのセミナー
マイク1本で、セミナー用ではないブースにもかかわらず、長時間多くの人が着席して話を聞いていました。他の業界の展示会ではあまり見られない光景で驚きましたが、熱心にメモを取る人もおり、スポーツインストラクター業界ならではの特徴だと感じました。

2. 手に取りやすい工夫がされた展示台
通路の手前側に展示台があり、多くの人が集まっていました。近づいてみると、ボールやスティックがぴったりとはまるように工夫されており、来場者が自由に手に取れるようになっていました。

足元はショーケースのように商品が照明で照らされており、展示台が二つの役割を果たしていました。特注の木工でここまで工夫することで、来場者が自然と手に取ってくれる仕組みが作れるのだと勉強になりました。

3. 柔道・護身術のイベント
ユニークな力士のポスターが目を引く大きなブースで、エリアの3分の2ほどを使って柔道着を着た人が組手をしているように見えました。実演していたのは女性で、護身術のセミナーでした。大型ディスプレイで映像も流しており、ブースの外からでも内容がよく見えます。お笑い芸人さんがMCを務めていたこともあり、多くの人が足を止めていました。

展示会見学を終えて

SPORTECは、イベントスペースでボディコンテストが開催されるなど、業界の雰囲気が色濃く出ている展示会だと感じました。出展者も来場者も、見た目から健康に気を使っているような方が多く、ビジネス一辺倒ではない独特の空気感がありました。

体験型のコンテンツが非常に豊富で、ゲーム感覚で参加できるものから、本格的な機材を試せるものまでさまざまです。売り込みの営業が少なく、落ち着いて見て回れるのも良い点でした。

特にプロテインの試飲ブースは毎年多くの人を集めており、昨年よりも増えている印象です。ブース装飾にも特徴があり、“スポーツマンに響く”デザインというものがあるのだと感じました。

私たちは毎週展示会に足を運び、各業界や展示会の特徴を観察しています。ブースというハード面だけでなく、集客ツールや体験コンテンツなども含めて会場で感じたことを、出展を検討されているお客様にお伝えできればと考えています。ブース装飾でお困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

ブース装飾プランナー

ブース装飾プランナー
N.E