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ブース装飾カラーリング豆知識【第4回】

2021.11.28

ブース装飾とカラーリングについての豆知識、第4回です。今回で最終回となりますが、最後にご紹介するのは『展示品の色が映えるブースのカラーリング』についての豆知識です。
 

展示会でお披露目する新製品、新しく取引先を探したい一押しの看板製品は、しっかり目立たせて沢山のお客様に見ていただきたいですよね。そんな時に役立つのが、これからご紹介するテクニックです。というわけで、今回のテーマはこちら。
 

Q.製品が黒い(白い)ので、それが映えるブースにしたい!
A.明度の差が大きいほど目立つ。
展示部分の明度差を大きくデザインすれば注目度UP!

 

前回のコラムでは、高彩度の暖色系は誘目性が高いカラーだとご紹介しましたが、こちらに加えて目を惹くカラーリングのテクニックに「明度差を利用する」という方法があります。見せたい部分とその周囲の色の明るさに差があるほど、互いに引き立てあって、その部分が目立ちやすくなるというものです。
 

上の図を見ていただくと、右の画像に比べて左の画像の方が、文字が際立って目立ち、読みやすくなっているのが分かります。こちらは極端な例ですが、白い/薄い色の製品なら周囲に黒/濃い色、黒い/濃い色の製品なら周囲に白/薄い色を使うことで、展示品が引き立つ展示スペースを作ることが可能になるのです。
 

 
なお、展示品が白いからといってブース全体を黒にする必要はありません。製品の乗る展示台や、製品近くの壁面部分だけ濃い色にする、等でも効果的かと思います。
 

 
ちなみにですが、白と黒の心理的な重さの比重は1:1.87と言われており、そのため暗い色を下に配置すると安定感を演出することができます。逆に重い色を上、軽い色を下にすると躍動感のあるイメージを打ち出すことが可能です。カーペット、壁面、上部の看板の色で、ブースの雰囲気も変わってくる訳ですね。
 

 
いかがでしたでしょうか。今回まで、4回にわたってブースのカラーリングについての豆知識をご紹介してきましたが、何かひとつでも興味を持って頂けるものがあれば幸いです。ぜひ今後のブースカラーご検討の役立てていただければと存じます。
 
弊社では社員同士で、こういった展示会ブース装飾に役立つ知識を発表しあう『読書の学び』の時間を不定期に設け、ブースの提案力を磨いております。今後も皆様のお役に立つ情報をブログでご紹介していければと思いますので、またブログページを覗いてみていただければ嬉しいです。
 
なお、今回参考にしました書籍は『知っておくと役立つ色のあれこれ 失敗しないカラーリング』桜井輝子です。もっと詳しく知りたいという方はぜひチェックしてみてくださいね。
 
こちらは実際に、明度差を活用したブース事例です。
■ブース装飾実績
ブース番号4584
ブース番号4472
ブース番号4154
ブース番号3075
ブース番号2989