我々は下請けの中小企業として、製品設計・製作を行っていますので、見ていただく製品は弊社オリジナルではありません。とはいえ、色々なお客様との繋がりを増やしたいと思っています。特にコロナ禍以降は、我々の強みを活かせる、こちらの電池業界での出展を続けています。コロナ禍より出展を始めたのですが、海外への出張なども憚られる状況でしたので、展示会の場を活用し、海外の方に対しての集客ができればと思っております。また、今後オリジナルのサービスを展開する下準備としても、この機会を活かせればと思い参加しています。

これまでの展示会では、ブースの中へ誘導して接客するレイアウトでした。奥まで入っていただいてパネルを見ていただくことは、やはり来場者にとってもハードルが高いのか、集客から誘導まで難しく感じていました。こちらの経験を踏まえ、できるだけ間口を広く、フロントの遮蔽物を無くして見ていただく形をご提案いただきました。

実際に加工品を展示していますが、積極的に手に取られる方は多くありません。こちらから仕掛け、お越しいただいた方に我々の強みを紹介させていただいています。また、普段より秘密主義なところが多いので、金型や中のものを公開することはないんですが、加工技術の強みをしっかりと訴求し、信頼いただくためにも、今回初めて展示しています。

我々にできることは限られているので、不特定多数のお客様に来ていただいたり、名刺を何枚獲得という目標は立てておりません。ただ、電池メーカーに対して我々の強みが活かせる場ですので、海外のお客様や、電池メーカーの方にアピールできるということが、今回の成果に繋がってくると思っています。初日の段階では、お話の機会はありながらも商談へはなかなか繋がりにくかったのですが、それでも沢山の方に興味を持っていただいております。

安くしようとするのであれば、パッケージブースが良いと思いますが、やはり訴求力を考えるとオリジナルにした方が良いと思います。また、弊社では展示会の準備を、社内全体の横断的プロジェクトとして行っております。例えば、製造分野のパネルを人事のメンバーが作成するなど、様々な部署からプロジェクトメンバーが集まり進めています。このような形で、展示会の装飾面についても教育の一環として参加し、実際に良い機会になったと思っています。

3社で相見積もりを取らせていただきまして、その中でブースイメージと、Wさんのレスポンスが早く、Web会議での人当たりの良さも決め手になりました。顔を合わせて打ち合わせすることが多かったので、Webでのやり取りのみということに少し不安はありましたが、無事にブースが完成し満足しています。

今までの展示会ではどのように展示、接客していたか、今回我々がどのようなことをやりたいかをお伝えしました。先ほどもお話したように、間口を広くしたいという点をメインにご相談しました。システムブースと木工ブースをご提案いただきましたが、実は最後まで票が分かれていましたが、今回は木工ブースを採用させていただきました。

しっかりとまとまっていると思いました。あえて挙げるのであれば、傷がいくつか目にとまりましたので、気にはなりました。また、展示台の天板も壁紙の仕様でしたので、水拭きできるような仕様にできると良いと思いました。

LEDパネルが非常に気に入っています。また、今まではコーポレートカラーにもあるように、青白でデザインしていたんですが、今回は木目調を取り入れた案を採用しております。他社も、青白をベースにしたブースが多く、変化をつけられたと思います。最近は緑や薄い木目調が流行りなのかな、と感じましたが、我々の展示は、下請けの製品ということもあり、オシャレに特化しにくい背景があります。今回はイメージ的にも丁度いい装飾ができていると思っています。

一部出力のミスがありましたが、準備は間に合ったので結果的に問題はありませんでした。しっかりと修正いただいたので、特に違和感なく仕上がりました。

要望に合わせたご提案をいただけるところです。他社からの提案は、無難なデザインが多かった印象です。他にも奇抜でおもしろいご提案がありましたが、要望にも挙げていた、間口を広くとったレイアウトではなかったため、入りにくいブースという懸念がありました。そのため、今回ご提案いただいたブースには大変満足しています。