クルマの最新技術の展示会、「オートモーティブワールド」に出展されたお客様のデモンストレーションに使用するデモ機を制作させていただきました。お客様から、「LEDテープなどの光のラインで、走行/(普通・急速)充電時の電流の流れを表現したいが可能でしょうか」、というご相談をいただきました。流れなどが複雑で、来場者にEV化の流れをわかりやすく伝えたいためです。
 
充電方法の違いによる流れが複雑で、位置や行先の間違いがないように何度も確認いたしました。また、電気のスピード感や、切り替え方法などを動画で撮り確認をいただいたり、実際に倉庫にお越しいただき、テスト確認をいただきました。
 

赤と青の色違いのラインは、それぞれのラインが一方通行や往復するなどの動きの違いを表現する必要がありました。右から左に流れるシンプルな構造であれば、オンオフのスイッチで対応が可能ですが、今回は複雑な動きになるため、プログラミングを組み、タッチパネルのスイッチで電飾の流れを切り替える設計になっています。
 

「普通充電⇔急速充電⇔走行(放電)時」のスイッチで3パターンの電飾方向を切替えます。
 

 

▶普通充電時

今回は、お客様からのご要望で、LEDテープライトのプログラムを組んで、3種類の動作をLEDテープラインの光で実現することができました。繊細なLEDテープライトは、会期前日のトラブルで、会期初日の直前まで修正作業を行いましたが、会期中は想定通りの動きをし、無事に会期終了することができました。お客様からは、「多くの来場者に流れを見ていただくことができた」と聞き安心しました。次回ご出展される際には、今回の反省も踏まえて、事前確認をして、スムーズに会期が迎えられるように、すすめさせて頂きます。
 
 

ブース装飾プランナーA.H